セブン&アイ・ホールディングスが利益を上げられたのは、人件費を切ったから。

セブンアイが過去最高益らしい。
コンビニが利益に大きく貢献したのだろう。
が、フランチャイズのコンビニオーナーは
果たしてその利益に預かることができたか、
甚だ疑問だ。
なぜなら店舗数が増加しているから
売上げが落ちていることが誰でも容易に分かる。
多くのオーナーは長時間労働でヘトヘトになって
泣きながら経営をしていることだろう。

なぜ本部であるセブンイレブンは
低迷しているフランチャイズのオーナーを
助けないのでしょうか?
我が子なのに。
契約条項にサインしたことをいいことに
自己責任で片づけられているのでしょうね。
気の毒です。

セブンアイが正社員の9割を
パートにする目標を掲げたことは
記憶に新しい。
今はどこまで実施されたか。

正社員をパートにするだけで
数百億円を削減できる。
なぜならパートには
退職金もボーナスも出す必要はないから。
(さすがに社会保障はつけるだろうが)

イオンが今後リストラを敢行するのか分からない。
おそらくするだろう。
その時「終わりの始まり」が始まる。

私なら正社員の給料を削減する。
業績が回復したら戻せばいい。
そしてパート・アルバイトの雇用を保障する。
正社員と同じくらいの待遇を。

セブンは今がピークで
10年後は恐ろしく衰退する。
そういうものだ。

『人の不幸によって築いた繁栄は不幸な結果で終わる』

イオンは今大きな選択を迫られている。

「リストラかマンパワー維持か?」

岡田社長の決断を待とうではないか。

<流通2強>セブンは最高益更新、イオンは最終利益9割減
[毎日新聞 10月3日(金)]

◇8月中間連結決算出そろう 待ったなし根本的な改革

流通業界2強のイオンとセブン&アイ・ホールディングス(HD)の2014年8月中間連結決算が3日、出そろった。セブンはコンビニエンスストアが好調で過去最高益を更新する一方、イオンは主力の総合スーパーが不振で、最終(当期)利益は前年同期比9割減と明暗が分かれた。だが、スーパーの低迷はセブンも同じで、根本的な改革を迫られている。

「消費増税後の対応が不十分、稚拙だった。現場の反応が遅かったり、本部の能力が不足していたりして、競争力が落ちている」。イオンの岡田元也社長は3日の決算記者会見で、反省を口にした。イオンは4月の増税に合わせ、5000品目のプライベートブランド(PB)の税込み価格据え置きを実施。その後も野菜の安売りセールなどを実施したが、さらに安値で販売する競合に顧客を奪われ、総合スーパー事業は131億円の営業赤字だった。夏場の天候不順も響いた。

一方、セブンは、PB「セブンプレミアム」の約8割を刷新したほか、セブン-イレブンのいれたてコーヒーが好調を維持し、営業、最終各利益とも過去最高を更新。村田紀敏社長は「商品やサービスの質を追求し、新しさを打ち出すことで体質を強化した結果だ」と振り返った。

コンビニ中心のセブンと、スーパー中心のイオンで明暗を分けた格好だ。だがセブンもスーパー事業の営業利益は前年同期比22%減と不振の構図に変わりはなく「いままでのやり方を根本的に変えないといけない」(村田社長)と危機感を募らせる。

セブンは一律の商品を大量発注して安値販売する従来型手法を徐々に改め、地域のニーズに合わせて店舗ごとに発注する割合を増やす。単なる安売りではなく、高くても良い物を求めるニーズに応える。

イオンは、来年1月に完全子会社化する予定のダイエーとの一体改革を進める。今月、大規模な合同セールを開催するほか、家族向け、50代向け、都市居住者向けなどターゲットを絞った店舗作りを行う。また建設費の上昇を受け、15年度から約20店舗の大型ショッピングセンターへの建設投資をしばらく凍結し、グループ内再編を優先する考えも明らかにした。

来年10月に予定される消費税率の再引き上げについては、見方が分かれている。村田社長は「少し先延ばしするのが良いのでは」と話す一方、岡田社長は「先送りすべきだとは思わない。ただ価格競争は激しくなる」と指摘した。
【種市房子、鈴木一也】

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