「育む」という女性性に、ビジネスの鍵を差し込め。

以前の記事で
「タオバオさくら代行」
に言及したことがある。

海外パートナー選びは、嫁さんを決めるくらいの気合いで。
中国の商品を輸入する際に 買付け代行をしてくれる会社が必要なのですが、 その老舗であった 「タオバオさくら代行」が 乗っ取られたようです。 私は山本章さんのFacebookから知りました。 以下彼がまとめてくれた要点 ●小笠原さんの主張 1...

乗っ取り事件で少し怖かったが、
新たにサイトがリニューアルしたこともあり
試しに会員登録してみた。

2代目のサイト:http://www.sakuradk2.com/

私の会員番号のIDが208と出たので
初代サイトから引き継ぎ契約している人は
たったの200名ほどだと知ることができる。

得意客(月額100万円以上仕入れ購入者)は
その内の10%か多くても20%くらいだと思う。
つまりタオバオさくら代行は儲かっていない。

その理由は3つある。

1、中国輸入代行業者(ライバル企業)が増えた

2、アマゾンに中国人セラーが増えて、
(中国からアマゾンの倉庫に直接納品できる)
中国輸入代行を利用する日本人セラーが減った

3、日本人の経営者をクビにしたから
日本人的感覚が分かる人がいなくなって
サービスの質が落ちた

中国代行業者でネット検索すると
50社以上あるとあった。
私の調査不足なところもあるが、
聞きなれない代行業者の名前があり、
新規参入者が増えてきたと思われる。
しかもサービスがほぼ似ていて
顧客の奪い合いの過当競争中です。

アマゾン内の商品で(家電など)
変な名前のブランド商品を見かけませんか?
それらはすべて中国人セラーが
販売しているものです。
2017年から急激に増え出して
今後も減る方向にはなさそうです。
今は★1がつくような商品を
平気で販売してますが、
おそらく徐々に改良して
日本市場を制覇していくと予想してます。
(お金を得るために日々研磨する中国人)

商品ページの画像や日本語文章がうまくて
単純にアリババやタオバオから
仕入れて販売していたのでは
我々日本人セラーは彼らに勝てません。
儲けるためには
日本人でしかできない差別化戦略を取るのみ。
それが日本人的感覚
「かゆいところに手が届く」サービスです。

タオバオさくら代行には日本人社員がゼロ。
だから代行で儲けたいなら日本人を雇え。
(日本人をクビにしなかったら
200名ということはなかっただろうに・・・)

たかが3000万円欲しさにバカなことをしたな。

ところで私もアマゾンで
中国輸入品を販売している。
中国買付代行業者は
「タオ太郎」を利用している。

https://www.yiwutaro.com/

社長は日本人の和田太郎さんです。
彼は中国の大学に留学経験を持ち
中国語を理解している。
中国関連のビジネス歴は19年と長く、
社歴も古く信頼できる業者です。

彼の会社も苦戦していると予想する。
どうすればライバルに抜きん出ることができるか?
私が考える対策は「育てる」です。

中国輸入をする日本人セラーで
月に10万円の利益を出している人は全体の1割(以下?)。
多くてもせいぜい2割ほどだと推測しています。
その他は全く稼げていない初級者です。
その初級者相手に中国輸入ビジネスを教授し、
10万円の利益を出してもらうように育てる。
そうなればその人は継続顧客になってくれる。

ネット界の寵児だった堀江貴文さんが
インターネットの特質を一言で
「中抜き」(仲介排除)だと言っている。

今はまだそうではないが、
アリババやタオバオで販売する中国のショップも
ダイレクトに日本人相手に
営業をかけてくる可能性が高い。
(日本語可。日本への配送も可能)
そうなると代行業者はお役御免になっていく。
どんな企業にも言えますが、
経営者は絶えず危機感を持ってください。

中国の製造販売者の中には
マネされることを恐れて
アリババ・タオバオで販売しないところもある。
そういう会社を発掘できれば
儲かる可能性が高い。

そのようなことを初級者に教えるといいと思う。
もちろんビジネスにおけるマインドのあり方も。
そうして彼らをビジネスの上級者へと育てていく。

「顧客の変化こそ利益の源泉」

教育に中抜きはできない。
粘り強く中ヌキするのみ。

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