楽しさあるところに友好戦略あり。

外食業の『フレンドリー』
低価格路線のうどん事業に
一点集中するために、
ファミレス・居酒屋をすべて閉店した。

香の川製麺|株式会社フレンドリー
セルフうどん「香の川製麺」を運営する株式会社フレンドリーのウェブサイトです。香の川製麺は「うちたて」「ゆでたて」を多彩なお味で提供します。

私が大阪府茨木市に住んでいた時
近くのフレンドリーだった店舗も
今は『香の川製麺』に変わった。
場所がいいだけに
そこでも儲からなかったらアウトですね。

現在、香の川製麺は大阪を中心に
関西地方だけにエリア出店している。

うどん業界1位の『丸亀製麺』は
トリドールが運営している。
ここは焼き鳥居酒屋としてスタートしたが
今や丸亀が全売上の8割を占めている。

はなまるうどん、サガミ、杵屋、
山田うどん食堂、その他

ライバルのうどんチェーン企業は多い。

「よりによって何故フレンドリーはうどん店を選んだの?」

低価格ビジネスは薄利多売が基本。
どうしても集客と高回転率が必要になる。

料理を絞った、エリアも絞った、
それは大賛成です。

が低価格路線で勝負していくのは
将来の先行きが見えている。

長い営業時間=長時間労働

給与・時給が最低レベルなので
若手新卒には敬遠され、
アルバイト求人しても応募が来ない。
(来ても片言日本語の外国人か)

残業代はかかるし
過労死が出る可能性も高い。

つまりブラック企業の始まり。

業績不振が原因なのか
2018年にフレンドリーは
大分県に本社を置く
ファミレスの『ジョイフル』
子会社になった。

ファミリーレストラン「ジョイフル」
ファミリーレストラン「ジョイフル」の公式サイトへようこそ。

私はジョイフルに行ったことがないが、
メニューを見たらハンバーグがメインの
ファミリーレストランですね。

「ジョイフルさんよ、
ハンバーグ業界で1番を取りに行かなきゃダメですよ!」

とするならば
フレンドリーは高価格帯ハンバーグで行くべきです。

客単価を高くできる夕食市場を狙って
ハンバーグ居酒屋でもいい。

ハンバーグはステーキと並行される場合が多いが、
業界では『びっくりドンキー』が有名でしょうか。

びっくりドンキー
ハンバーグレストラン「びっくりドンキー」公式サイト。オリジナルの木製ディッシュと、お箸で食べる独自スタイルのハンバーグのお店です。私たちは安全・安心で健康な食の提供を通じてお客様と社会へのお役立ちをめざしています。

ここは北海道に本社があり
最初はハンバーガー屋で開業したが、
ハワイの最先端のマクドナルドを視察した際
日本に進出してきたら
これは勝てないぞと判断し、
メニューをハンバーグ定食に切り変えた。

「勝てないと思ったら撤退」
(庄司社長、ご英断でしたね)

フレンドリーはうどんでは勝てません。
上記のような理由で
苦しい経営になることが安易に予期できる。

もし今の低価格で儲けようとするならば

・セルフサービスの徹底
・作業工程の自動化
・お会計の簡略化(スマホ決済)
・お座敷スペースの排除(客回転率)
・ドライブスルー方式(商品回転率)

これらを取り入れることが重要です。

もし私が経営者ならば
香の川製麺はほどほどにして
高級ハンバーグ屋かハンバーグ居酒屋を選ぶ。
親会社のジョイフルの協力を得ながら
(フレンドリーな関係で)
シナジーを狙っていく。

まずはモデル店舗を作って利益を上げる。
そのモデルからマニュアルを制作して
フランチャイズ展開する。

こんな増税不況やコロナ禍でも
お店をやりたい人は必ず一定数いる。

その人達をうまく取り込んでいけば
ハンバーグ業界で1番を目指せる。

次にジョイフルの方を言わせてもらうと
私が経営者なら牛肉料理だけに絞ります。
(豚肉生姜焼き、チキンステーキは止めた方がいい)

狂牛病みたいなのが出る可能性もあるが、
それは食べ物関係の仕事なら仕方ない。
発生したら発生した時に挽回策を考えればいい。

単なる風邪であるコロナが
こんなに急激に世界をガラリと変えるなんて
誰も予想できなかった。
ほんとブルったよね。

「未来は誰にも言い当てることができない」

ジョイフルの社名は
JoyがFull(楽しさがいっぱい)からきている。

私でも言い当てられる未来は
人類は皆、Joyfulでフレンドリーになりたい。

ハンバーグッド!!

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