感謝と応援の中でこそ、活躍できるリング上で輝ける。

閉鎖した明日香カントリー倶楽部という
ゴルフ場経営者の息子さんが、
ラーメンスープの素を開発し
製造委託工場に作らせて
契約ラーメン店に卸し、
その紹介手数料で儲けている。

(参照図)

藏本猛Jrさんのこの本に書いてある。
(本名:藏本護?)

彼は27歳の時
急逝した父が残した借金200億円を背負う。
その後10年、社員一丸の奮闘の甲斐もなく
混迷から脱することができずにいたが、
どんな理由なのかよく分かりませんが
運よく借金をチャラにでき、
ゴルフ場経営から身を引くことができた。

大学浪人中
父の会社において修行ということで
ゴルフ場での芝生管理や
レストランでの業務をこなしている時、
ラーメンが一番人気なメニューだと気づき、
元々研究するのが好きなタチなのか
独自のスープを開発できた。

ゴルフには興味のなかった彼が
飲食業にチャンスを見つけ、
日本人が好きなラーメンの店を開き、
がむしゃらに働き15店舗まで拡大できた。

家庭を省みなかったことによる離婚と
無理がたたっての病気が原因により
一気に労働意欲を無くしてしまい、
各店舗を店長に譲ることにした。
その条件として自分の開発した麺とスープは
自分から買ってほしいと。
(製造を委託していたメーカーから仕入れてほしいと)

こうしてメーカーから紹介手数料をもらうという
現在行なっているビジネスモデルが出来上がる。

この当時の手数料収入は月120~150万円。
(これはオイシイぞ)
現在はその数倍でしょう。

ラーメン店の店主は
スープや麺を1から作る必要はない。
しかも藏本さん側から仕入れれば
他のフランチャイズよりも粗利益率が高く、
合わせて彼のコンサルアドバイスも受けられる。
脱サラで独立したいが、ノウハウがない人には
思ってもみない好条件を備えている。

ラーメン屋を開業したくても
資金不足でできない人が、
資金を提供してもいいという投資家と組めば、
お互いがWin-Win関係で
藏本さんもWinになり、
理論上誰も不満が出ない。
(ラーメンが売れればの話だが)

この仕組みは素晴らしいと思う。

「彼が今なぜそのノウハウを教える本を出版したのか?」


不況で手数料収入が減ってきたから。*
ラーメン屋に投資する人を増やせば
ラーメン店も増えて
自身の麺やスープも売れて儲かる。
その宣伝のため。

*儲かる方法を出版公開したら
必ず大手にマネされる。
それでもなお出版するというのは
自身の手数料収入の落ち込みの巻き返し
のための宣伝出版だと予想できる。
それとも


儲かりすぎて次は社会に還元したくなったから。
200億円帳消しは皆様のおかげ。
その恩返しのため。

②より①が濃厚でしょうね。

さておき。
ラーメンの魅力は3つある。

1、低価格
2、手軽さ
3、満腹感

こんなに不況と言われる現在でも
ラーメン店は年に3000店が開店している。
(と同時に3000店が閉鎖してもいる)

日本の道を歩いていれば
どこかにラーメン店を発見できるほどに
日本人の麺好きを証明している。

私が仕事に行く途中にある
『ごまめ家』というラーメン店跡に
(なぜ閉店したのかは不明)
新しく丸源ラーメンができました。

丸源ラーメン|熟成醤油ラーメン「肉そば」
丸源ラーメンは名物の熟成醤油ラーメン「肉そば」や丸源餃子などを堪能していただけるこだわりのラーメン店です!

居抜きと言っても
空調や冷蔵庫、什器や椅子テーブルなど
すべて新品のものを運び込んでいるのを
私は出勤時に目撃しました。
外装なども含めると
初期投資5000万円はするのではないか。


(11月14日管理人が撮影)

オープンした11月11日夕方の店内は
客数は2家族程度でガラガラでした。
交通量の多い国道22号線の
最高な立地場所で
初日にこれでは先が心配です。
(オープン記念に肉そば半額セールをすべきだった)

運営会社は愛知県に本社を置く
(株)物語コーポレーション

ラーメンの他には
焼肉、寿司、しゃぶしゃぶ、お好み焼きなど
12のブランド飲食店を持つ。

丸源ラーメン店は
FCを含めると127店舗で、
(2019年10月月次データ)
1971年創業の天下一品ラーメンでも
236店舗しかない。
(2019年11月現在)

ラーメン業界は過当競争になっている!!

確かに日本人はラーメンが好きだし、
海外からの来日客もラーメンを食する。
それでも競争激化な日本で
ラーメン屋を成功させるには
並みの努力ではできないと思う。

藏本さんは日本のラーメンを
海外へと普及させるために
国際ラーメン協会を設立した。

国際ラーメン協会 - ラーメン店投資で年利10%以上を稼ぐノウハウを教えます
ラーメン店舗のコンサルティングならお任せください。生存率は98.7%。修行をしなくても開業可能、1店舗からでもスープ製造メーカーがオリジナルのスープ製造を致します。

まだサイトができて間もないので
これから改善していかれると思いますが、
実例があると分かりやすいですね。

(藏本さんのプロフィール写真)

彼の本に言及されていたことですが、
元巨人軍の元木大介さんが
ラーメン店を開業したが、
4年間で3店舗も潰してしまった。

閉店してしまった理由は

・場所選び
・オープン準備
・接客
(店員がお客にずっと背中を向けている)
・ラーメンの安定した質
(スープがぬるい)
・従業員の統制
(勝手に味を変えられた)
・店舗設計の不適合
(換気扇が家庭用で弱かった)

とさまざまです。
簡潔に言うと元木さんは
ラーメン店経営のことを分かっていなかった。
もし藏本さんのような人に相談していたら
絶対にこんな初歩的なミスはなかったのに…。

同じくスポーツ選手の川田利明さんも
(プロレスはスポーツなのかの議論は置く)
『麺ジャラスK』というラーメン屋を営んでいる。
(厳密にはラーメン居酒屋というスタイルだが)

彼がラーメン店経営を赤裸々に綴る
この本の中で私が驚いたのは、
彼が世界で初めて
「カレーちゃんこ鍋」を作った(らしい)こと。

真偽のほどは未確認だが、
もしそれが本当なら
彼はアーティストだと思う。

私は料理人をアーティストだとみなす。
しかも総合芸術の。

味、見た目、香り、栄養素、
店のインテリア、エクステリア、
価格、PR、接客術、顧客心理など。

あらゆる芸術的要素を試されるのが飲食店経営。
これだから飲食業は難しいし、儲からない。

芸術家が金持ちになった例を
私はとっさに思い浮かべることができない。
なぜ芸術家が金持ちになりにくいかと言うと
自分の好きな道しか歩もうとしないから。
(それだからこそ芸術なのだが)

川田さんは中学の頃からプロレスラーを志し、
レスリングの強豪である
足利工業大学附属高校に入学し
寮生活を送る。
運が良かったのか悪かったのか、
1年生が担当している料理番を
3年間やらされた。
寮生で一番下っ端は彼1人だったから。

全日本プロレスに入門した時も
練習生はハードなトレーニングから逃げ出して、
自分より後輩は3年間もできなかった。
だからここでも下っ端である彼が
3年間料理番(ちゃんこ担当)をした。

※川田さんが第2の人生で飲食店を選ぶのは必然。

何がつらかったかと言うと
ハードな練習よりも、
ちゃんこの準備や後片付け
道場の掃除などの雑用の方がキツかった。
全部1人でやらなければならなかったから。

しかも雑用と言えども手を抜けない。
ちゃんこがマズいとぶっ飛ばされる。

毎日の献立は違うものであり、
おいしいものでなければいけない。

毎日飽きさせずに
美味しい料理を提供し続けるのは激務。

ましてや飲食店経営をするとなると
利益を出さなければならない。
お金を払ってでも食べたいとされる
魅力的な料理を提供しなければならない。

原価を上げれば美味しいものは作れる。
がそれでは利益率が下がる。

食材と人件費のFLコストを
いかにコントロールするか?

彼が選んだ方法は
接客アルバイトを1人のみ雇って
調理はすべて自身が行なうこと。

1963年生まれの50代半ばで
ずっと立ち仕事は相当キツイ。
本によれば定休日には病院通いもするとある。

この辺りで飲食経営に“切り替え”が必要だと思う。

私から川田さんへのアドバイス

1、藏本さんを招いて話を聞いてみる
2、工場系スープを検討してみる
(麺は製麺所から仕入れているなら尚のこと)
3、LINEpayを導入してみる

1と2については藏本さんに譲って、
精算システムは今券売機を導入してますが
機械設定が面倒くさい。
壊れたら業務に支障を来たすし、
修理代もバカにならない。
閉店後の現金勘定も面倒。

LINEpayならそれはない。
しかもいつ誰がいくら支払ったのか分かる。
これをすると未払いズルができない。
なぜならLINE友達になる時、
顔が分からない人は友達申請不可にでき
変な人はブロックできる。
LINE友達ではない人は入店できないので
嫌がらせ客やクレーマーを制限できる。

集客力が低下するかもしれないが、
そのぶん質のいいお客さんだけが残るので
店内のムードは比較的穏やかになる。
もめるようなことをすると
次は来店できなくなるから。

「店も客も対等であるべき」

ラーメンは大衆の食べ物で
マナーの悪いお客を排除できるだけでも
気持ちよく仕事ができる。

※商売は楽しく!!

スマホ保有者でLINEをしていない人は皆無。
絶大な人気のあるアプリがLINE。
(国内7800万人のユーザー)
これを利用しない手はない。

すでにスマホ支払いができない人は
入店お断りの店が全国に出現している。
今後も増加するだろう。
(特に東京で)

精算のためにLINEpayの導入を
検討してみてもいいのではないでしょうか?

現在『麺ジャラスK』の
公式ブログやサイトは無く、
ツイッターのみ。

https://twitter.com/orenooudou

LINEなら友達のみに告知することや
限定クーポンを流せます。

顧客とのコミュニケーション(つながり)は
今どんなビジネスをしているとしても必須。

なぜ飲食店が3年以内に7割閉店してしまうのか?
それは顧客関係性を軽視したためだと確信する。

おいしければ(味だけで)リピートしてくれる。
ファンになってくれて口コミが起きてくれる。
しばらくすれば流行って儲かる。

そんな甘い考えで飲食店を開始する人が多い。

納税日本一の斎藤一人さんが言う。

・笑顔
・うなずき
・天国言葉

この3つが商売の基本だと。

厨房の川田さんに笑顔はありますか?
お客さん1人1人に天国言葉の1つでもかけてますか?
会話の中で「うんうん、それ分かるよ」
うなずきはできてますか?

プロレスでも商売でも基本が大切。

基本ができていなければ
プロのリングには立てないし、
店をオープンしたとしても1年以内に廃業する。

令和時代のビジネスの基本は

・共感とつながり感の保持育成
・個々の幸福を基盤とする全体への貢献意識
・理想を実現するための決意・宣言・飽くなき挑戦・その勇気
・変化への期待と背中に刺さる眼差しを背負う覚悟

これらすべてが調和の中で
ニコやかに楽しげに誇らしく溶け合っていること。

今こうしたことが企業や経営者に求められる。

お金や利益の追求のビジネスは消滅し、
生き方・在り方・考え方の提案と解決と実践録が
人々に応援したいなという気を起こさせて
お金を受け取るに相応しき者として認められる。

さまざまな人とのつながりの中で
応援支援の輪が広がり、
感謝を形にしたお金が
応援メッセージと共に自分に届けられる。

ベンツ3台保有しても応援されない。

リングで真剣勝負の姿を見せることで
観戦者からの御ひねりが飛ぶのだ。

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