ワタミがブラックと言われ続けている原因は、創業者の拡大路線志向。

ワタミの創業者の渡邉美樹氏(今は議員)が
会社の成長期に重大な勘違いをしてしまった。

彼が大学卒業の頃に
世界を見て回る旅に行った時、
「食べている人はみんな笑顔だった」
というのを胸に飲食業をやるきっかけなのだが、

『楽しい空間でおいしい料理を食べる=人の笑顔』

人の笑顔が創業の目的だったのに
これが会社が大きくなるにつれて

※渡邉さんは夢手帳に
「20??年までに1000店舗を作る」
という目標を決めた。
彼は夢手帳は絶対に守らねばならないという
「夢の奴隷」と化している。本末転倒だが。

売り上げを増やすために店舗を増やす(拡大路線)→売り上げ・利益は事実増えた=顧客増加=顧客の満足

・売り上げが増えたということはお客さんも笑顔のはずだという思い込み。
・利益が増えたら従業員が笑顔であるはずだという経営者的エゴ。

ワタミがブラックだと言われている原因の発端は、
渡邉さんが拡大路線はみんなの幸せだと
思い込んでしまったことだと思う。
しかも自らが決めた夢手帳は絶対の支配者。
そこに1000店舗を作ると書いてしまったことで
首枷をかけられた奴隷になってしまった。
奴隷は思考停止に陥る。

彼のWikiです。
ここを読めば見えてくる。

では何が渡邉さんを拡大路線に走らせるきっかけを作ったか?

子供の頃にお父さんの会社が倒産したこと。
(有名なCMを手掛けた広告会社だったみたいですね)
ショックだった。
絶対父の無念を晴らして見せる。

なぜ父の会社は倒産したのか?
そもそもなぜ倒産ということが起こるのか?

資金がないから。無くなるから。

資金(現金)さえあれば
会社というものは倒産しない、
絶対に倒産はしない。
(黒字倒産は売り上げはあっても資金がないことから起こる)

お金か…

ではお金を儲けるためには何をしなければいけないのか?

「人を喜ばせる、笑顔にする、感謝される」ようなことをすればいい。

渡邉さんだけでなく
多くの企業家は同じ罠にはまっている。

「お金を手に入れるために人を幸せにする」という思考ではダメで、
「人の幸せを願って行動していたらたまたま大金が懐に入ってきた」のが正しい。
(この時のこのお金は、このお金を使って善きことをなせという神のメッセージなのだが)

前者でもお金を得ることは十分可能なのだが、
長くは継続できない。
中途でトラブルが起きてくる。
なぜなら根本動機がお金だから。
人の幸福ではなく。

お金はトラブルを運んでくるもの。
欲望だからね。
気を付けよう。

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