1日7万食売る『玉子屋』という宅配弁当会社。

「カンブリア宮殿」
というテレビ番組で紹介された
『玉子屋』という会社。

おもしろい企業理念だから
ここでも載せてみる。
会社のHPにもあるので
興味がある方はどうぞ。

“玉子屋の企業理念”

事業に失敗するこつ

1、旧来の方法が一番良いと信じていること
2、もちはもち屋だとうぬぼれていること
3、暇がないといって本を読まぬこと
4、どうにかなると考えていること
5、稼ぐに追いつく貧乏なしとむやみやたらと骨を折ること
6、良いものはだまっていても売れると安心していること
7、高い給料は出せないといって人を安く使うこと
8、支払は延ばす方が得だとなるべく支払わぬ工夫をすること
9、機械は高いといって人を使うこと
10、お客はわがまま過ぎると考えること
11、商売人は人情は禁物だと考えること
12、そんなことは出来ないと改善せぬこと

特に7番だね。
昨今の経営者は人件費カットのため
派遣やパート・アルバイトで間に合わせようとする。
待遇が使い捨て扱いでは、
誰も愛社精神なんてないわな。
11番の“人情”があれば
正社員として対等な扱いをするはずだし、
今をしのげればどうにかなる
何とかなると考えているのだろうね。

社長の菅原さんが『玉子屋』を
1975年に創業した時、
人材募集しても大卒なんて集まらなかった。
だから中卒や暴走族あがり、
転職10回以上(いわゆる負け組だな)しか
採用できなかった。
そんな彼らをどのように統率して
会社のために働いてもらえるかさぞ悩んだことだろう。
若者のやり場のないエネルギーを
どうやって《やる気》にさせるかを。

一度は大手顧客企業から
食中毒が発生して倒産したらしい。
従業員は皆去って、
残った人間は創業当時のメンバーだけ。
「その時の倒産がなければ今の玉子屋はない」
と当時を振り返って社長は言う。
その時に上記の“企業理念”ができたのだろう。
1番や9番はそれを物語っている。

廃棄率0.1%は脅威的数字である。
僕も飲食店で働いているので大変参考になった。

注:
2019年、私は社員として工場で働いています。

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