どんな人でも「変化」にはついていけなくなるのです。

アメリカのパソコンメーカー大手のデルが
ピンチに陥っている。
まだ倒産はしていないが
今後が心配されます。
おそらく経営者のデル氏が引退して
新しい人が舵取りすると思われます。
どうしてそう思うかと言うと
「人間は誰でも過去の成功体験に拘泥してしまうからです」
誰でもです。間違いなく。

マイケル・デルという方は
医者になるために大学に通っていたそうですが、
6年間も頑張って勉強し
医者になっても
いくら年収があるのか疑問視し、
(お金儲けが好きなようです)
当時パソコンの分野が
成長しているということを見越して
パソコンのカスタマイズの会社を設立したことが
大企業デルのスタートです。

デルのWikiの社歴欄を見てみるとそれほど詳しくないが、
パソコン製造にこだわって、
スマホや電子書籍などに
経営資源をシフトできなかったようです。

「どうして時代の変化についていけなかったのでしょうか?」

成功体験が自分の思考を
がんじがらめにしてしまうからです。
長期間成功が続くと
ぬるま湯から出られなくなり、
気づいた時は手遅れになっているのです。

「ではどうしたらいつまでも変化に柔軟でいられるようになれるか?」

若い人と付き合うことです。
人生経験が少ない分アホなことも多いですが、
柔軟性だけはオヤジ世代よりマシです。

今学生たちの就活が大変で
人生に悲観して自殺してしまう方も
いらっしゃるようですが、
悲観しなければならないのはむしろ
オヤジまみれの大企業の方でしょう。
※早まったことはしないで下さい。

学生さんたち元気を出せ!!
変化の激しい時代は「小が大に勝つ」んですから。

これから面白く見させてもらうわ、
大企業の倒産のニュースが出るのを。
シメシメと。

(以下記事の抜粋です)

米デルが29日に上場廃止、創業者によるMBO成立受け
【ロイター 10月30日(水)3時9分配信】

10月29日、米デルは、創業者らによるMBOの成立を受け上場を廃止する。

米パソコン大手デル<DELL.O>は、
創業者マイケル・デル最高経営責任者(CEO)らによる
マネジメントバイアウト(MBO)の成立を受け、

29日の株式市場の取引終了をもって上場を廃止する。

デルCEOは、「デルは非公開企業として新たな道を歩み始める」と述べた。

1984年設立のデルは一時は世界最大のパソコンメーカーとして君臨。
株価は2000年に50ドルを超えた。
ただ近年は消費者の嗜好が
タブレット端末やスマートフォン(多機能携帯電話、スマホ)などに移ったことで、
パソコンメーカー各社は苦戦しており、
マイケル・デル氏はMBOを通して非公開化することで経営再建を急ぐ。

マイケル・デル氏は1株当たり13.75ドルで株式を買収するほか
1株当たり0.13ドルの特別配当金を支払い、デルを非公開化。
上場企業としての最後の取引となる29日は、
米ナスダック市場午後序盤の取引で
前日終値比ほぼ横ばいの13.86ドル近辺で推移している。

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