「利益は将来のコスト」だから、会社は営利団体ではないのです。

企業とは営利を目的とする組織団体だとされる。
つまりお金を儲けて増やすのが
企業の使命であると。
それならばお金を得るためと言って、
非社会的なことをしても、
合法ならば何をしてもいいわけになる。
(被害届が無ければ罰せられることはない)

「会社の利益とは会社の将来のコストである」
と故ドラッカー先生は言いました。

会社の“将来”って何だろうか?

それはお金の数字が
過去よりも増えていることを意味するものだろうか?

もしドラッカーの「利益は将来のコスト」
という説に従って例えるなら、
お金は会社という乗り物を動かすための
ガソリンだと言える。

ガソリンが無ければ乗り物は動かない。
ガソリンだけでもただの臭い液体。

利益というガソリンを絶えず補給し続け、
更なる利益というガソリンを手に入れるために走り続ける。

「ガソリンのためにガソリンが必要」って

変じゃないか?
何かおかしくないか?
バカバカしく思えてこないか?

もう一度問いたい。

会社の“将来”って何?

お金を稼ぎ続けてどこに向かおうとしているの?

この社会にあって
どんなことを理想として営利に励んでいるの?

『経営理念』

これこそが会社の目指す将来でしょ。

なぜだか分からないが、
理念を唱える経営者ですら
それを忘れ果てて営利に夢中になってしまっている。

正にお金は魔物ですね。

経営者だけでなく
すべての労働者にも考えてほしい。

「どんな理想を実現するためにお金が必要であるのか」を。

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