モノを売るな。体験を売れ!!

単なるモノ・サービスを売っている店や会社は
アマゾンに負けて退場するでしょう。
なぜならそれだと価格勝負になるから。

藤村正宏さんはそれを
2001年から叫んでいる。

彼のこちらの最新版の本を読めば
彼の提唱する「エクスマ」のことを
すべて理解できます。


すべての経営者・事業主に読んでほしい。

私はその大切さを知らせたくて
レゴランド近くにある
メイカーズピア
店舗の1つを運営している
ジグソーパズル専門店に
以下の文をメールしました。

http://masterpiece-shop.jp/

前略、マスターピース様

貴社の事業について1つ意見があります。
ジグソーパズルを専門的に販売していますが、
それだけだと売れません。
なぜならモノを販売しているのみだからです。
それだと他社も同じ事ができて
(特にネット販売のアマゾン)
利益をどんどん奪われます。

そこで発想を変えるのです。
ジグソーパズルは誰でも頑張れば
必ず完成させることができます。
これは子どもの教育にとてもグッドです。
あきらめない心を養うことができるからです。

貴社はジグソーパズルを売るのではなく
「あきらめない心」を売れ!!

具体的に言うと
店舗ではパズルを販売しない。
ネット販売サイトを制作し、そこで売る。

店舗ではパズルを体験する「場」を提供する。
1時間500~1000円で利用できる。
(価格は議論して決める)

昨今ではスマホや携帯ゲームで遊ぶ子が多いです。
それでは頭があまり良くならないし、
何と言っても心の教育ができません。

今の日本の子に必要なものの1つは
「粘り強さ」です。
もちろん我々大人にも必要です。

それを培えるのはジグソーパズルです。
ウィキペディアによれば
子どもの教育のために作られたそうです。

レゴランド近くのメイカーズピアにお店がありますね。
レゴの歴史はまだ100年も経っていませんが、
ジグソーパズルは250年くらいあるようです。
伝統があるということは
人々に支持されている証拠です。

どうかマスターピース様には
子どもの知的レベルの向上を応援してほしい。
そして困難に負けない・挫けない心を持つ
たくましい子どもの成長を支援してほしい。

以上になります。
お読み下さりありがとうございました。

山田

(返信が来ました)

山田様

この度は
ジグソーパズルのお店マスターピースに
お問い合わせいただきまして
誠にありがとうございます。

お問い合わせ内容
ご確認させていただきました。
ご意見いただきまして
誠にありがとうございます。

頂いた貴重なご意見は
今後の運営の参考とさせていただきます。
引き続きジグソーパズルの
お店マスターピースを
ご愛顧のほど、
よろしくお願い致します。

::::::::::::::::::::::::::::

株式会社マスターピース 販売促進室
mailinfo@masterpiece-shop.jp

(ここまで)

定型的な返信ですので
おそらく危機感を感じていないのではないか。

「物品販売⇒子ども教育事業」

この事業転換は相当に難しい。
なぜなら人は過去の延長線上でしか
思考と行動ができないから。
(頭の切り替えは大人になればなるほど無理でしょう)
だから私は変わってもらおうとは思っていません。
ただのお節介でした。

ところで、もし
LEGOがブロックおもちゃだけを販売していたら、
(つまりレゴランドを運営していなかったら)
あなたはどうなっていたと思いますか?

おそらくレゴは中国の偽物や模造品により、
倒産か瀕死になっていたと思います。

レゴランドを作ることにより
一定数のファンを固定化させ、
レゴ社のブロックで遊びたい層を確保できた。
(サンリオのピューロランドも同じでしょう)

私はマスターピースなどの中小企業に
資金のいるテーマパークをやれとは言いません。
テーマパーク化を目指して欲しいと思っています。

そんなこと言われても何をすればいいの?

SNSでつながり、共感によって
現代の孤独を癒やすことです。

人は寂しがり屋です。

「あなたと関係できて、私とても安らぐわ」

顧客を恋人のように抱きしめることです。

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