ワークマンが楽天市場から退店する。
主な原因は3月18日から始まる
3980円（税込）以上購入の場合は
送料無料にせよという命令が出たこと。
全店において。
なぜ楽天が送料無料を打ち出したかというと、
我々がライバルのアマゾンに勝てないのは
送料が原因だと三木谷社長が指摘したから。
※消費者は「無料」という言葉に弱い!!
私はワークマンが楽天から撤退するのは大賛成で
「なぜ今頃になってするの…遅いよ…」
という感想なほどです。
ワークマンは実店舗が全国で858店舗ある。
（本社は群馬県）
自社サイト購入で店舗受取なら
送料無料になるサービスも今実際にしている。
実店舗経営のメリットを活かしてますね。
（オムニチャネル戦略と言う）
下の2020年第3四半期
カテゴリー別売上高を見て下さい。
◎絶好調!!
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ワーキングウェアが売上全体の32％
ワークマンだから作業服が売れるのは分かる。
次に売上が高いのはレインウェアと
AEGISというブランドの防水防寒ウェア。
両者の売上げ比率は分かりませんが、
国内ブランドのレインウェアで
これだけリーズナブルな価格帯は無い。
アマゾンでは怪しい中国ブランドの低価格品か、
ミズノやエドウィンの高価格なものしかない。
私は次はワークマンで買おうかなと思う。
「消費者が求めている価格で売ること」
これは儲かる鉄則の1つです。
ただし注意すべきは
安ければいいというものではない。
安かろう悪かろうは破滅につながりますし、
利益を出せなければ経営維持できずに
逆に顧客や従業員、取引関係者に迷惑が行く。
「作業服のユニクロ」と言われるワークマン。
店舗数はユニクロ817店を上回っている。
そろそろ国内での店舗展開は頭打ち状態。
これを打破するには
ユニクロのように世界進出するしかない。
2020年現在ワークマンの海外店はゼロ。
今年は海外1号店を開店させる。
これを目標にするといいのではないかと思う。
進出国は親日の多い台湾です。
人口2000万人はバカにできない。
中国本土へダイレクトに行くのではなくて
台湾というJumping-Off-Placeを使う。
海外は日本の商習慣と違う。
まず肩慣らしとして台湾へGO!
ところで
ワークマンと同じ作業服を製造している
東証2部の㈱自重堂は店舗を持っていない。
主にイオンやしまむらに卸したり、
自社ネットサイトにて販売している。
売上規模は50億円弱。
ワークマンは960億円。
Q:「どうすれば業界圧倒的1位のワークマンに
自重堂が儲ける（勝つ）ことができるか?」
A:アイテムや顧客層を絞ることです。
商品別売上高が分からないので
断言はできないですが、
（データを取っていないなら取って下さい）
私なら男性向けだけに絞る。
オンラインショップを見ると
Non Brandを売っている。
こんなのは即中止。
現場のゲンさんシューズも辞める。
900円なんて儲からない。
苦渋の決断になるが
WHISelも辞めるべきだと思う。
なぜなら命に直接関わるような
メディカル分野というのは
安ければいいというものではないし、
ライバルのミズノやナガイレーベンなど
競合が多くいるから。
（なぜかワークマンは参入していない）
「ブルーカラーの男性に絞って
取り扱うアイテムを厳選する」
有名俳優やスポーツ選手を
着用モデルに起用していることから、
自重堂はやはり男の作業着に情熱がある。
私は有名人をモデルにすることは大賛成です。
Nikeがビッグになれた戦略の1つに
有名なスポーツ選手にシューズを履かせて
「そのシューズがカッコいいのではなく、
カッコいい選手が履いているから
そのシューズもカッコいいのだ」
というイメージ認識を植え付けて売りさばく。
ウマイ。
この販売戦略は使える。
テレビCMは1度流したら終わり。
全国の人にPRしたいなら
全国的に知名度のある人をモデルに使うのが
費用対効果が高い。
高いギャラを払うのは痛いですが、
テレビCMを打つよりは良い。
自重堂のモデルは
俳優の市原隼人さんと野球の新庄剛志さん。
最近では格闘家の人も採用しているようです。
私が打診したいのはタレントなら
山口達也さん。
元ジャニーズ所属で
TOKIOというグループのメンバー。
テレビ番組が影響して知名度は抜群で、
しかも老若男女全般に知れ渡っている。
現在は不祥事により芸能界を休止中（引退?）
だからこそモデル出演のギャラは格安オファー可能。
今がチャンス!
（彼は今心底自重しているはずです）
スポーツ選手なら
卓球の水谷隼さんがいい。
何だか電気系ワーカーとして合うと思う。
（鉄道模型作ってそう）
ギャラも安そうだし推薦したい。
自重堂の本社は広島にある。
沿革を見ると海外進出として早くから
タイバンコクや中国江蘇省に会社設立したが、
現在は売却してしまっている。
従業員1人1人に企業理念を
浸透させることができなかったからかもしれません。
そうなると国内のみで勝負ですね。
何としてでもワークマンからシェアを奪わないと。
自重堂は立派な実店舗を持つ必要はないですが、
全国数か所に倉庫を持たなければいけない。
なぜならイオンやしまむらに販売を依存すると
楽天のような強制的命令を下されたら
逆らうことができないから。
そうなると売上は激減する。
他社依存から自社にて販売力を強化するために
自社サイトの充実や配送スピードの効率化を図る。
その際配送センターが広島だけでは
北海道の購入者へ届くのに
どうしても時間がかかってしまう。
東京と大阪にある自重堂ビルを見ました。
立派な自社ビルですが、
倉庫には不向きです。
いっそ売却してしまい、
その資金で都心ではなく郊外にて
倉庫を設立してはどうでしょうか?
（支店にもなる）
メーカーが不動産賃貸に手を出すべきではない。
本業に真っ直ぐ向き合うこと。
そうしないとトップのワークマンには勝てない。
在庫を保管する倉庫は
コストコのように店舗兼倉庫（倉庫店）にしてもいい。
これからデパートやスーパー、
家電量販店やドラッグストアが
どんどん閉店に追い込まれていく。
アマゾンを代表とするネットサイトが
そういった実店舗を駆逐していくから。
その跡地を倉庫として利用してしまおう。
Q:「ところでそもそも働くとは何だろうか?」
A:人類に貢献するすべての行動を指すと私は考える。
西洋人は労働を苦役とみなした。
パンを得るために仕方なくする労働。
この考えは特に昭和世代の日本人にも多い。
令和を生きる日本の若者はどうなのかというと
余暇に心を奪われて
働くことの尊さを軽視してしまっている傾向にある。
どうしてこんなことになってしまったか?
思うに営利団体である企業が
利益と称するカネのために、
・自然環境の破壊
・黒字でもリストラ
・使い捨てアルバイト
・派遣切り
・若者へのパワハラ
・仲間であるはずのフランチャイズへの横暴
一口に言うと
企業がカネの奴隷・悪魔になってしまっているから。
「人を幸せにしない仕事なんかやりたくない!」
「カネのために人を傷つけて、心が痛まないのか!?」
労働拒否は若者の抵抗運動かもしれない。
私は日本のすべてのワークマンたちが
自重の精神において
「働く＝端をラクにする」
を実践する国づくりに本気で取り組めば、
労働が仕事になり
仕事が最高の娯楽に変わると信じる。
「お父さん、仕事の時が一番楽しそうだね」
「仕事しているパパは何だか輝いているね」
どこを向いても笑顔で夢中に仕事をしている大人。
そんな大人を間近で見学できる子供たちが将来
「パパみたいになりたい!」と言ってくれたら
やる気わくわくワークマン♪
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