センターピンを倒せば、楽になる。

ボウリング運営ナンバー1のラウンドワン。
飽和している日本市場の次の進出先として
アメリカ市場へと目を向けた。
2006年ハワイに出店できたが
3年かけて計画してきたのに撤退・清算。
その詳しい理由は知りません。
米国市場をあきらめきれなかったのか
2010年、第1号店をカルフォルニアに出店。
これが好調なのをきっかけに
アメリカに経営資源を集中させていく。

【ラウンドワン】出店計画
ラウンドワンの出店計画を掲載しています。

会社の出店計画を見ると
2019年から2021年まですべてアメリカ。
日本の出店は皆無。

弁護士の藤井聡さんによると
アメリカ進出の理由は下記のとおり。

・日本の110店舗はすでに飽和状態で
出店しても採算の取れる売上を見込めない。

・アメリカのGDPは日本の3倍。

・人口は2倍。しかも移民もあってか増加傾向。

・レジャー分野なので中国よりも
可処分所得の高いアメリカを選んだ。

ROUND1はなぜアメリカで成功したのか? | IT企業をサポートする IT弁護士MEDIA
ROUND1はなぜアメリカで成功したのか? | IT企業をサポートする IT弁護士MEDIA

なぜ成功できたかに対する理由を
彼はこう分析する。

・アメリカには家族で楽しめるレジャー施設がなかった。
(子供は子供、大人は大人で遊ぶところのみ)

・店内が明るく開放的で清潔感がある。

・ファミリーで楽しめる体験型ゲームを置いた。
(日本のゲームセンターとは雰囲気が違う)

・お酒やフードが充実している。

・アメリカのデパートやショッピングセンターが撤退。
暇を潰し楽しめる場所が少なくなった。

・撤退跡地に出店するため、費用が安め。

・商業施設からのオファーが多く
(集客力と売上向上を図りたい)
テナント賃料を格安で出店できる。

※中国に進出しなくてよかったですね。
なぜなら即マネされるから。

余談:2000年頃に上海だったか
ボウリング施設をした日本人グループがいた。
日本に敵対意識があったのか
中国人がすぐ近くに
人海戦術のボウリングを設置して
(倒れたピンを人の手で立て直す)
そこに客を奪われて赤字に転落したそうです。
今後も中国には進出しない方がイイと思う。

アメリカの後を追う日本でも
あと数年で商業施設はどんどんダメになっていき
娯楽施設に取って代わるだろう。
ただし日本の現状として
人口が増えていないし(移民対策次第)
狭い国土で狭い住宅の不満から、
跡地には駐車場や大きなマンションに代わる
それが自然な流れかもしれません。

ラウンドワンのセグメントは大体以下の4つ。
(カッコは売上別構成比。アバウトですが)

・ボウリング(25%)
・ゲーム(50%)
・スポーツ(15%)
・カラオケ(10%)

主力のボウリングよりも
ゲームの方が人気。
これは日本もアメリカも同じだそうです。

ゲームの種類は幅広く
ビデオ系、カード系、メダル系、クレーン系
パチンコ・パチスロ(換金性なし)
プリクラ、キッズ。

昨今ではメダルゲームにハマる60代もいるらしい。

・家にいても退屈
・近所で安く済ませられる娯楽
・孫と楽しみたい
・ボケ予防

ラウンドワン日本の店舗は高齢者対策をすべし。
若者世代が増えていかないなら
高齢者に来てもらえるように努力しないとダメだ。
食べることしか楽しみのない人も多い。
そこで飲食コーナーに力を入れるといいと思う。
カラオケ部門は撤退して、飲食の場に衣替え。
(カラオケはライバル会社がすでにいる)

何でもディズニーランドの利益の大半は
レストランとお土産から得られるらしい。
レジャー施設のキングであるTDLの経営手法は
ラウンドワンにとってとても参考になりますね。

私はクレーンゲームの景品を
eBayで売ったことがある。
これは市販されていないもので
(景品に商品バーコードがついてない)
欲しければ自身でゲームをして獲るか
ヤフオクで手に入れるか
どちらかしかなかった。
(当時のアマゾンはまだ成熟していなかった)
つまり入手しにくいもの。

この景品はアニメのおもちゃが人気で
海外のアニメファンはコレクターとして
どうしても欲しがるもの。
私が売った時はすでにブームが過ぎていて
ライバルとの値下げ競争により
全然儲かりませんでしたが、
(円高だったことも一因としてある)
現在も次々と新しいものが生み出されて
需要を喚起している。

そのクレーンゲームがアメリカでもできる。
ファンはYouTubeで獲り方の研究をして
どんどんお金をつぎ込んでくれる。
(日本でも同じです)

景品法によると
景品の金額は800円以下でないといけない。
(アメリカについては知りません)
つまりゲーム1回100円としたら
8回ミスを誘えば元が取れる。
(やったら分かるけど取るの難しいぞ)

話によると
この景品を製造しているのはセガとバンプレストで
(バンプレストはバンダイ系列)
クレーンゲーム機も製造販売している。
その買い手となってくれているのは
ラウンドワンがメインだから
この買い手に頭が上がらないらしい。

「ラウンドワンがいなければ
ゲームセンター文化は滅びる」

とまで言う人もいる。

商売は「売りに行く」では弱く、
「買いに来させる」が理想です。

これができる条件は

・独占商品、独自技術を扱っているか
・人気絶大、需要旺盛な商品製品なのか

あなたの商売はその条件に当てはまっていますか?

独占的立場=殿様商売をしたいものです。

それと商売ではセンターピンを倒すことが大事。
(ボウリング用語)
それさえ倒してしまえば
後は簡単に儲けにつながるという。
ゲームセンター業界のセンターピンは
ラウンドワンという会社。
業界の人はそこを倒さないと
何をやってもストライクを出せない。
(大儲けできない)

もしあなたが今思うように儲かっていないとしたら
自社にとってのセンターピンを
攻略していないか理解していないか。
そんな経営では苦しいまま。
楽しくないでしょ。
やるからにはウハウハがいい。
だからいち早くセンターピンをつかんで
倒してしまいましょう。

米国におけるラウンドワンのセンターピンは何だろう?

私はアマゾンのeコマースがもたらした
実店舗企業の破壊だと思う。
これで多店舗展開がしやすくなった。
アマゾンで売っていない商品やサービスを売る。
これもラウンドワンの強みになった。

「時代の波に乗ること」

センターピンとは時勢をつかむことと言っても
それほど間違いではないでしょう。

ついでに日本の110店舗は飽和ではない。
まだまだ伸ばせますよ。

私はアメリカにおける商売について
1つだけ大変懸念していることがある。

銃社会のアメリカで
セキュリティー対策をしているか?と。

学校内で銃乱射事件が起きるアメリカ。
ラウンドワン内で銃犯罪が起きないとは言えない。
(もし起きたら、企業側も大ダメージ)

だから全店において銃の持ち込み禁止にして
簡易でもいいので店内入り口にて
所持品チェックをすべきです。
専門の人を外部委託する、でいいので。

『アメリカと日本は文化が違う』

平和ボケ日本人は気を抜かないように願いたい。
(すでに対策万全でしたら私は安心します)

Wikiによると
今の10本ピンのスタイルは
アメリカ禁酒法時代の賭け事からくる
9本ピンボウリング禁止令の回避策らしい。
「9本じゃないよ、10本だよ」
それほどまでにボウリングをやりたいアメリカ人。
ウンザリするほどやってもらおうじゃないか。

杉野社長、
アメリカ全土50州
すべてストライク狙いで。
倒し損ねたハワイもしっかり倒す。
景品はNYSE上場で。
ボウリングでここまで来られた恩はしっかり返す。

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