業績連動型給与システムは合理的。

すべて経営者の皆様へ、

日本経済は空前の大ピンチです。
これを理解していない人があまりに多い。
実際に起こっている現象として例えば
円高、国際化の遅れ、貧困格差、晩婚、少子高齢化、自然災害、公害、いじめ、DV、自殺…
切りがありません。

私はこの日本を今変えなければ
半分は滅びると思っています。
(詳細は省かせて下さい)
残念ですが一個人として日本全体は動かせません。
が、一企業の変革のお手伝いくらいはできます。
是非下記を考慮して下さい。

業績と給与を連動させることは
非常に合理的な考えです。
なぜなら『利益は会社で働く従業員のすべてが作り上げるもの』だからです。

経営者は従業員が働きやすい環境さえ整えておけば、
あとは彼らがミツバチのように働き、
会社へ利益をもたらしてくれるのです。

その動機づけが「頑張ったら頑張った分だけで時給に反映される」ものなのです。
(ここで言う頑張るは「頑張った=利益が出た」という確実な成果です)

もし利益が出せないということがあれば、
それは頑張ったとは言わないのです。
スポーツでは勝てなければ
どんなに練習しても認めてもらえない、
企業も一緒のことです。
厳しい世界です。

もし仮に損失・赤字(マイナス)が出たとします。
ならば従業員の給与もマイナスなのかというと
やはり法律というものがあり
最低時給が定められているため
マイナスにはできません。
法令順守は経営をしていく中で
守らなければならない掟です。
それは決まっていることですので変えようがありません。

誰でもお金は欲しい。
10円でも時給が上がればうれしい。
でも企業が出せる給与には自ずと限界がある。
利益から諸経費を差し引かれる計算で
人件費が決められるのですから。

経営者なら誰でも
自分の会社で頑張る人には多くのお金を渡したい。
でも将来への投資も考慮して
やむを得ず今の給与水準に留めておく。
一度上げた給与金額は
今後下げられない・下げにくいのですから。
(社員の辞職かやる気がなくなるのが怖い)

正社員・パートアルバイトという身分制もどうかと思う。
(参照:以前のこの記事で書いています

大手の車メーカーでさえもリコールが起きている。
(働く環境がシステム化されている大企業なのにも関わらずです)
理由は愛社精神のない派遣労働者を臨時雇用し
車を作っているからだと考えられます。
証拠はありませんが。

「どうしてしまったのでしょうね、【従業員は皆家族】という日本型経営は」
(松下電器も社訓に逆らって社員を切った。あの時はっきり終身雇用は終わったと私は思いましたね)

家族の誰かが使い捨てされたら
どう思うか考えたら分かりそうなものでしょうに。
日本人の心が冷めてしまったとか言いようがありません。
大企業でもリコール・不祥事などの問題は
これからどんどん発生・発覚してきます。
(安く使ったツケは必ず払わなくてはいけない)
ここで断言します。

どうすれば解決できるか?

すべての従業員を社員化する、
もしくはアルバイト化して格差を無くすしかない。
そうすれば少なくとも優劣意識なく、
企業に団結力が生まれます。
団結力は愛社精神を醸成し、
不況にも強い会社を作り上げる土壌ができます。
仮に会社が倒産しても
愛社精神があれば涙を流して
経営者に別れを言うでしょう。
「今までありがとうございました!!」と。
その前に何としてでも
倒産させてたまるかって対策が出ると思いますが。

私は業績連動給の導入によって、
必ず愛社精神が社内に満ちると思っています。
お金というエサで心を釣るなんてと思うかもしれませんが、
初めの動機はお金でも、
次第に自分の会社への感謝の情が生まれると信じています。
従業員ですら幸せにできない会社は消えてしまえばいい。
そんなこともこのブログで叫んでいます。
私の意見は毒舌ですが、
その裏には愛が流れていると
賢明な読者は知っています。
どうか考慮のほどをお願いいたします。

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