EV戦国図はまだ白紙状態。まずは名乗りを上げてしまえ!!

エプソンの正式名はセイコーエプソン。
時計のSEIKOと合併したからかと調べたが、
服部時計店というルーツは同じですが
資本は別の会社になっています。

なぜ私が急に気になったかと言ったら
この時計のPPC広告を見たから。

TRUME|サポート&ダウンロード|エプソン
「TRUME」に関するアフターサポート情報はコチラ。「TRUME」のアフターサポート情報を提供しています。日本国内のEPSON(エプソン)製品にアフターサポートに関する公式サイト。

家庭用プリンターシェアの双璧が
エプソンとキャノンなのを知っている私ですが、
エプソンが腕時計を作っているとは知らなかった。

ブランドはTRUMEとORIENTの2つある。

無知はマズいぞと気になって
企業ホームページを更に調べると
何とパソコンも作っていた!!
これもビックリ発見でした。

エプソン ホームページ
日本国内のエプソン製品に関する公式サイトです。製品情報やサポート、企業情報を提供しています。

事業内容を大別すると4つある。

・プリンター系
・プロジェクター系
・ウォッチ(腕時計)
・産業用ロボット(パソコン含む)

2019年 第2四半期の事業利益を見ると
ウォッチとロボット部門の合計利益はゼロ。

この2つの異なる製品部門を
1つのカテゴリーとして扱っているのは、
ウォッチは売上規模が小さくて
ロボットはまだ育成中だから。

ほとんどの男性は腕時計が好き。
嫌いな人は飲食関係で働いている人だと思う。
(不衛生だし、洗い物の時邪魔だから)

なぜ好きなのかは
機能性、デザイン性、ファッション性が融合しているから。
何と言ってもステータスの誇示ができて
虚栄心をくすぐるからでしょう。

「俺、こんな高い時計してるんだぜ、スゴイだろ」

ネット上で聞いたところによると
1個1億円の時計も売られているとか。
着用するだけでなくコレクションする人もいる。

マズローの4段階目である承認欲求は
いくらお金を積み上げても得難い感情です。
前澤友作さんはそれが目当てで
ZOZOを起業したのかもしれない。

話がそれた。エプソンに戻す。

私は競合ひしめくファッション業界に
プリンターのエプソンが参入すべきでないと確信する。

※腕時計はファッションです!

現在販売している場所は家電量販店が多い。
大衆商品を安く売る量販店で
どうして高級ブランドを構築できるのか?

仮に頑張ってもブランド浸透には時間がかかるし、
時計専業のライバル企業なんか
必死で新参者を駆逐してくるし、
シェアを守ろうと対策してくる。
専業としてのプライドや意地があるから。

創業時の根幹アイテムである
腕時計への尋常じゃない愛着があることと思う。

しかしながら現在は精巧な腕時計なら
他企業が製造販売している。

セイコーグループ
セイコーグループは、ウオッチをはじめ、デバイスソリューション、システムソリューションなど4つの事業フィールドにおいてグローバルに事業を展開しているグループです。

エプソンよりも愛着を持って
腕時計専門でやっているはずのSEIKOも
今では色々手を出している。
腕時計は儲からなくなっている証拠ですね。

今からでもいいので
腕時計部門は徹底すべきです。

SEIKOに売却してしまえ。

それに中小零細企業向けのパソコンも同じ。
ブランド“Endeavor”なんて知らない。
NEC、富士通、東芝、Dell、vaio、HP、アップル
などのブランドとどう違う?

BTO(顧客注文にカスタマイズした製造販売)
ならマウスコンピューターという会社がある。
詳しくないが評判がいいらしい。
そのマウスに勝てるの?

パソコン部門も売却してしまえ。

「ではプリンターのエプソンが
何をどうすれば成長していけるのか?」

社名のPはPrinterのP
(Electric Printer SON)

プリンターに関して言うと
金属にプリントができる技術があると
需要がすごいことになる。

家電、車、バイク、トタンの家、ビル、マンション。
生活風景を一変させられます。

今後ガソリン車は電気自動車に置き換わる。
それは揺るぎようがない。

私はEVは家電だと思っているので
デザインやキャラクターものの需要が起きてくる。

痛車(いたしゃ)と呼ばれる
車体にアニメやゲームのキャラを描いた車がある。
この現象はEVが普及したらもっと加速する。
なぜならEVは安価で小さな部屋だから。
自分の部屋を飾るだけではなく
大勢の人たちにも見せたくなる。
誰もが持っている承認欲求を満たそうと思って。

先日ソニーもEVの試作車を発表したし、
今後様々なEVメーカーが出現してくるでしょう。

ダイソンは撤退してしまったが、
シャープもソーラーEVを製造するとにらんでいる。
なぜなら自動車は儲かるから。

EV戦国時代になれば
差別化の必要性に迫られる。

その時デザイン性とファッション性がモノを言う。
(機能性は二の次)

エプソンには金属プリンターの技術で
生活環境を華やかにしてほしいと
私は密かに切望しています。

とは言ってもおそらくこれまで
社内でもこのアイデアは出たと思う。
でも実現化はできていない。
それは難しいからだろう。
ということで別の成長戦略を考えてみる。

産業用ロボットのところを見ると
自動車向けに活用できるとある。

時計のような繊細で
小さな電子機械を作っているのだから
自動車部品なんて造作ないだろう。
これから増加していくEV部品メーカー向けに
提案営業をかけていく。

本音を言うと
プリンターもプロジェクターも頭打ち製品。
今後伸びていくことは難しい。
(それとも海外に活路を見出すか)

だから今すぐにでも経営方針に
思い切った舵取りをしなければ
シャープのように外資系の傘下に入る運命が待つ。
(リコーもCanonもブラザーも危うい)

SEIKOとの協力(株式持合い)を強化して
いっそEV事業に本格参入するのはどうか?

経営理念には
創造と挑戦の2語がはっきり記されている。

新しいEVを創造し
異業種に挑戦する。

もちろん2社だけでどうにかなる分野ではない。

船井電機はEV完成車から撤退し、
車載部品の供給メーカーを目指している。
さらに知識や資本力を蓄えてから後に
EV再挑戦も悪くない。
今はタイミングを見計らいながら
チャンスを待つのもいい。
(それとも2社に加わる?)

EVに関して言うならば、
中国メーカーのものなんて乗りたくない。
これが日本人ドライバーの大多数な意見です。

それならば日産か三菱のEVしか選べないのか?

注:ソニーは量産予定はないとしている。
(2020年1月時点)
が、私は量産してくると思っている。
生き残りのために。

三菱は日産の傘下で
日産は現在トップ不在。

日本のEV界をリードする企業が見当たらない。

はっきり言って日本経済は自動車産業で
成り立っていると言っても過言ではない。
(日本車を世界に売って税収)
それが今アメリカや中国、韓国勢に
日本市場を狙われている。

日本経済ピンチ!!

エプソンだけではなく、
すべての日本の電機メーカーへ。

明るい成長戦略を持って前進していますか?

今は利益こそ出ていないが、
将来が楽しみだねという事業を持っていますか?

グローバル競争の中で
企業の垣根を越えて
縦横の連携でEVの覇者を目指す。

エプソンの社名になったきっかけである
時計とは関係のない
インクジェットプリンターをなぜ開発できたのか?

それは私には分からないが、
企業風土に創造と挑戦があったことだけは分かる。

発明家エジソンは失敗したことがないと言う。
1万回のうまくいかない方法を発見しただけだと。

「失敗=何もしないこと」

エプソンがエジソンになるために
何もしていない現状に危機感を持ち、
「EV分野に挑戦」とプリントされた看板を
社内に掲げて宣言してしまおう。

挑戦するには経営者の決意がまず必要となる。

崖っぷちプリンターを背後にして
碓井稔社長の決断が迫られる。

他のプリントメーカーも決断してしまえ。

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