ニーズを貪欲に探れ。

アメリカのゴールド・ラッシュの時、
一番儲けた奴は金を掘り当てようとする人ではなく
つるはしを売った人だったと言われているらしい。
それは間違いだ。
なぜならつるはしが儲かると分かれば
他の奴らもマネして売ってくるし、
一度買った人がまたリピートして売れるものでもない。
早々壊れるものではないから。

ではつるはしを作った人が儲けたのかというと
それも間違いだろう。
なぜなら単純構造で作られるつるはしは
道具屋なら誰でも簡単に製造できて、
過剰生産による値下げ要求に負けることになる。

「結局誰が儲かった?」

ニーズを真っ先に見つけた奴だ。
人間をつぶさに観察し、
次に必要とされるであろうものを予測し
その提供のための行動を起こした者。

つるはし→ショベル(スコップ)→手押し車→トロッコ
衣服→洗濯→風呂→ベッド→宿

人間がいればそこにニーズがあり、
ビジネスが生まれる。
だとしたらお金を儲けるためには
人間を絶えず観察する態度は必要不可欠だぞ。

ニーズは何か?
要求は何だ?
できることはあるか?

もし無関心になったら
お金から三行半だ。
不干渉だから。

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