映像ディスクから動画配信への過渡期。

DVDレンタルをしている代表的な企業は5社ある。

・TSUTAYA
・ゲオ
・DMM
・ぽすれん(GEOグループ)
・楽天

上の4社は今月額2000円弱で
8本まで借りられるサービスをしている。
しかも初月は無料で。
これは完全に赤字です。
内部事情を知らない私でも分かる。
なぜなら配送料や人件費があるから。
価格競争による値下げも考えられるが、
赤字覚悟でそこまでするわけがない。

「ではなぜそこまでして利用者を獲得したいのか?」

これは私の予想ですが、
今後誰でも動画配信による購入が当たり前になる。
だから今の内に自社で購入してもらうという
リピーターを増やしたいからだと思う。
つまり囲い込みですね。

映画やドラマを観るという娯楽が
無くなるとは思えない。
20年後もあるだろう。
ですがその視聴方法が変わる。
ディスクをプレーヤーに差し込んで観るのと、
ネットで購入して
そのままクリックして観るのとでは
どちらが便利なのか?
作業も時間もいらないネット動画視聴ですよね。
だとすると配信代行販売会社は
今の内にマインドシェアを取りたい。

※マインドシェアとは、
消費者の心に占める企業ブランドの占有率のこと。

それには私という例がある。
電子書籍はほとんど楽天とアマゾンでしか買わない。
もちろん本が貯まり過ぎると検索分散のために
他のサイトでも買うことになると思うが。

DMMは
ネットで借りて自宅に届きポストに返却する
というビジネスモデルを
最初に開始した企業だと思うが、
今ではリアル店舗のTSUTAYAとゲオに
押されてしまっている。
顧客のマインド・囲い込みができなかったのだろう。
残念です。

ところで今メディアディスクに関わるビジネス、
DVD販売やプレス製造、プレーヤーの製造・販売している方へ。
(製造は中国や台湾だと思うが)

本も音楽もダウンロードになりました。
映画もゲームもそうなることは容易に想像できる。

今後ディスク関連は先細りするから儲けにくくなる。
だから絶えずそのつもりの頭でいて下さい。
時代の流れだから文句言っても仕方がない。
次の一手を今の内に。

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