ホテルのオーナーは儲からない。
なぜなら初期投資が高いから。
借金してホテルを購入か建設する。
その借金を返すために経営を頑張る。
これで利益が出せそうだぞと思ったのも束の間、
近隣に同じようなホテル(ライバル)が建つ。
(あのホテルは儲かってるぞ、負けるか、よし俺もしてやろう)
そのライバルのホテルは新しくてサービスがいい。
そっちにお客を奪われて収益を圧迫する。
こちらも更なる借金をして改装する。
「どうすればこの連鎖を止めて借金返済のメドを立たせるか?」
別の地域に新ホテルを建設するしかない。
借金して。
こうしてホテルのオーナーは借金を返すためだけに生きる。
それでもホテルオーナーと聞くと
世間のイメージはすこぶるいい。
「あの人○○ホテルのオーナーよ、いいわね」
そう思われるだけでホテル業も悪くないと思いきや、
現実は社長自らお客に頭を下げる日々が多い。
なぜなら儲からないから
人件費を捻出できずに
社長も経営に必死だから
歓迎でもしなければならない。
Tシャツにボロジーンズを着た若者であっても
頭を下げてお出迎え。
客の態度が悪くても我慢我慢。
「なぜそこまでして儲からないビジネスをするのですか?」
暇だからと言いようがない。
もしくは日本のために奉仕しているとしか思えない。
ホテルは在庫というものがないので
その日の空室という損失を埋めるためには
次の日に余分に宿泊客を獲得しなければならない。
『ホテル業は不安定』(だから止めるのがベスト)
ましてや観光地にあるホテルはどうすればいい?
シーズンのみ忙しく、シーズンオフは死ぬ。
私はそんなオーナーにアドバイスしたい。
「会員制に切り替えろ!!」
つまり前払いをさせる。
1年1回でも来て頂ければペイできるという金額を
年会費にすればいい。
お友達を連れて来たら割引もする。
『集客』こそビジネスの肝。
一番難しい。
これさえ克服できればビジネスは儲かる。
ホテルオーナーの皆様方、
「会員制」というサービスで
安定収入を目指して下さい。
とりあえず地方のホテルオーナーは
東京の★5ホテルに泊まって勉強して下さい。
きっと新鮮な発見ができますよ。
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